Trailer - Music proposal (From 1:40 till the end)



From 1:40 till the end.
A partir de 1:40 min.

Episode 7

Drottningholm palace

Gustave III

太陽王の技術1
Burning mirror

Burning mirror

NHK cosmic documentary

Control panel of the 7 stones




Full documentary

Synopsis

1763 年、オーストリアのインスブルックで、マリー・アントワネット(14才)は、父王の不可思議な死を見届ける。死に際し、父王は謎めいた言葉を残した。「この世は危険に晒されている。何者かがアナキスを見つけなければならない」と。
やがて、母である女帝マリア・テレジアが、自分を未来のフランス王ルイ十六世に嫁がせようと画策していることを知る。こうして、ヴェルサイユでの生活を余儀なくされたマリー・アントワネットは、悲しみに打ち拉がれる。しかし、不思議なことに、彼女は、ヴェルサイユにこそ自分の父を暗殺した者たちがいる、という確かな証拠を見出すことになる。
フランスに到着するや、マリー・アントワネットは、父王が「イルミナティ」と呼ばれる怪しい組織と関わっていたことを知った。この組織は、今は亡き古代文明に伝わる秘儀アナキスを守護する役目を担っているらしかった。そして、妖しい魔術師バルサモ伯も、この秘儀をつけ狙う者たちの一人だった。

マリー・アントワネットは、ヴェルサイユやパリの、不可思議な場所場所へ導かれるかのように、この冒険に巻き込まれて行く。そして、彼女は、17世紀には未知であったはずのテクノロジーを駆使する敵対者たちを前に、彼らに果敢に挑んで行くのだ。友人たち(腹心のイタリア娘ロレンツァ、ルイ十六世の弟アルトワ伯、ド・ランバル夫人)の助力もあり、彼女は、宮廷の仕来りや将来のフランス王妃なる立場を超え、アナキスを作動させる12の因子が集まることを回避すべく努めるのだった。

The Illuminatis


イルミナティ
それは、今はなき古代文明の秘儀アナキスを保持する、謎の集団である。この秘密こそ世界を創造する鍵となるものだ。世界は、基本因子と呼ばれる12の構成要素から成り立っている。これら12の因子は別々に保管され、イルミナティによって、紀元前557年まで、ポンペイの地に大切に保存されていた。というのも、その地はイルミナティの本拠地であったのだ。ところで、この年、その本部がおかれたヴェスヴィオ山の中心部で、大層な悲劇が起こった。
イルミナティのある一員が、他の構成員を制圧した後、至高の知なる「不老不死」を手に入れるべく、12の全因子を収集しようとした。しかし、イルミナティを統括するボスがその地位を離れる際、一連の因子を含む仕掛けを機能停止させたのだ。ところが、その行為を通じて、ボスは過って、ヴェスヴィオ山の噴火を差し止めていたメカニズムをこそ解除してしまう。これが、イルミナティの全メンバーが、各々、因子を手に逃走するという事態を招いたのだった。

一方、ボスは、12番目の因子を美しいダイヤモンドの中に隠し、自分の所有とした。この因子こそ、どの因子よりも重要であったのは、他の11の在処を教えてくれる存在だったからだ。その後、ダイヤモンドは何世代も経て行方不明となった。しかし、1750年、偶然、フランツ一世の手にダイヤが渡る。皇帝は、その秘密を知り、イルミナティを再構成するのだった。

Francis I

オーストリア皇帝フランツ一世
フランツ一世はマリー・アントワネットの父である。科学に情熱を注いだ人物で、イルミナティのボスであり、それ故12の因子の守護者であった。彼は、アナキスを奪おうとする裏切り者の存在を知り、12の因子を安全な場所に保管するよう組織の人間に命じた。

バルサモの追及を受け、フランツ一世は、マリー・アントワネットの目の前で、断崖に身を投じ死亡する。取り分け12番目の因子の保管場所を、敵対するバルサモに悟られてはならないとする自死であった。

Althotas

アルトタス
150歳を超える老人で、博学な錬金術師である。間もなく自分に死が訪れることを予言している。この純然たる死を回避する目的に向かって、アルトタスは、12の因子を集めようとする。それは、アナキスに再び生命を与え、永遠の若さの秘密を手に入れることであった。
バルサモは、アルトタスの息子であり、12の因子を発見すべく父親によって指名された人物である。本来の目的と並行して(というのも、一歩ずつ近づく父親の死との戦いも始まっていたからだ)、バルサモは、アルトタスの為に、世界一の博識者たちを誘拐し、不老長寿の秘密を暴き出そうとする。

アルトタスは極めて高度な科学的知識をもっていた。一見無害そうに見えるこの老人は、実のところ、根深い悪人であった。彼は超人的な能力の遣い手で、重力を操ることもできる。そして、アルトタスは、自分が父親であることをバルサモに信じ込ませていたのである。実際、バルサモは、孤児院から連れ帰った子供だった。幼いこの少年に驚くべき能力があることをアルトタスは見抜いていたのだ。

Balsamo

バルサモ
彼は、イタリア系20才の若者である。「フェニックス伯」という名で通っていたが、彼の本名はバルサモというのだった。彼は、死に瀕する父親アルトタスを救うべく12の因子を探索している。イルミナティに潜入することに成功し、その結果、フランツ一世を死に追いやる張本人となった。彼は、オーストリア皇帝が死に際し、娘のマリー・アントワネットに秘密を漏らしたことを嗅ぎ付ける。
バルサモは、妖しい術を使い熟す人物で、催眠術を駆使して人の精神をコントロールすることができた。また、霊媒(純な心をもつ娘)を通して、人の心を読むこともできた。まず、ロレンツァの額に手を触れる。すると、彼女は一種のトランス状態に陥り、読みたい心の持ち主と同化する。こうして、バルサモには他人の考えていることが分かるのだ。
バルサモは、大層ロレンツァを愛しているものの、ロレンツァの方はそうではなかった。アルトタスが彼女を暗殺したところに出くわしたバルサモは、12の因子を奪い、彼女を蘇生しようとする。

一方、デュ・バリー夫人は、バルサモの共犯者である。

ミュージカル『ロックオペラ・モーツァルト』に登場するこの俳優が理想的なバルサモのイメージです。ご存じの通り、この作品は『バルサモ』と同時代の背景を持っています。

これはバルサモの「優しい誘惑者として顔」ですので、ご参考まで。


それに対し、これはバルサモの「悪人としての顔」です。




こちらの動画を通して、バルサモの所作とその苦悩する様がお分かりかと思います。実際、バルサモは悪魔たちとの戦いに挑まねばなりません。

Marie-Antoinette

マリー・アントワネットは、初々しさを湛え、素直で陽気な14、15歳の少女である。彼女は活発であり、美しい。その姿は、ほっそりと優美なシルエットである(ニナ・リッチCMのモデル参照)。





彼女が自由に、何の堅苦しい仕来りにも囚われずに、幼少期を過ごしたウィーンの宮廷とは違い、ヴェルサイユのそれは、まるで「金色の牢獄」のようだった。そこでは何の自由も許されていなかった。礼儀作法のお勤め係が始終傍におり、彼女が未来のフランス王妃にふさわしい女性であるのかどうか、絶えず監視の目を光らせていた。生きて行く上での率直さや喜びというものを自由に表現することなど不可能だったのだ。
デュ・バリー夫人の陰謀と嫉妬心がマリー・アントワネットの状況を脅かす。未来の王妃は余りに素朴で計算がなく、このとき、彼女は、人間の本当の性質や悪意といったものに初めて触れたのだ。孤独感や家族愛の欲求に苛まれる。彼女は絶えず愛情を探求している。未来の夫であるルイ十六世は、彼女に対して愛する心など示すことはなかった。彼は、狩猟と科学的な事柄に明け暮れるばかりだった。


友人たち(ロレンツァ、アルトワ伯、ド・ランバル夫人、ド・ヴェルモン神父)の援助もあって、マリー・アントワネットは父王の秘密を発見しようと努め、彼が予言した恐ろしい災いを回避しようとする。この為にも、未来の王妃にとってヴェルサイユの仕来りを破り、本来の彼女自身に戻って捜索活動をするのは必然であるだろう。


こちらは、髪形のサンプルです。








こちらは、マリー・アントワネットの衣装に関するデザイン案です。












Lorenza

ロレンツァ
イタリア系の女性(16才)。マリー・アントワネットによって溺死するところを救われる。王太子妃は、すぐにもロレンツァを自分の侍女にする。
ロレンツァは、この上なく、心優しい穏やかな娘であった。実際、彼女はバルサモによって誘拐され、彼の催眠術に操られ、未来の王妃をスパイする役目にあるのだ。その目的は、マリー・アントワネットに対し、12の因子を発見させないよう、終始監視させることだった。
バルサモにとって彼女は、催眠状態におかねばならない存在だった。というのも、霊媒役はさて置き、彼女を深く愛していた為だ。その状態にある彼女であれば、一時のこととは言え、バルサモを愛してくれるのだ。催眠状態が解けるや、ロレンツァの念頭にはたった一つのことしかない。自分を意のままに操り、人形のように扱う、怪物バルサモから逃げることだった。

ロレンツァはアルトタスによって暗殺されてしまうだろう。










Count of Artois

ルイ十六世の弟で、16才。お祭り好きで、競馬好き。派手でエキセントリックな服装に身を包み、宮廷の慣習を破ることばかりに興じている。世間での禁止事項を実践することに臆したりしない。彼のお蔭で、マリー・アントワネットはヴェルサイユに纏わる様々な面倒事を乗り越え、彼女らしい本来の自分を取り戻すことができている。彼は、非常に才覚があり、マリー・アントワネットの忠実なる友だ。




Marie-Thérèse Delamballe

ド・ランバル夫人
彼女は17才。ぼんやりとした人柄で、失態ばかり犯す、軽率な行動をとる女性。彼女はマリー・アントワネットの忠実なる友である。その兄ウジェーヌは、王太子妃のボディーガードの役目にあった。



Fersen

フェルゼン伯
17才のスウェーデン人。美男子であり、自分の教養の最終段階に磨きをかける為、フランスに滞在している。

フェルゼン伯は、王太子夫妻の婚礼を祝うパリの花火大会において、偶然、花嫁の行列を待ち構え、打ち上げ花火を命中させようと企む人物を見かける。それ以来、悪意ある人々が未来の王妃を貶めようと画策していることを知り、彼は、王太子妃がそうとは気づかぬまま、彼女にとっての救世主となる。


フェルゼン伯はこの俳優に似たイメージです




こちらが衣装の一例です